気功師象師匠の目に映る人生の日々である。人生は旅である。旅は癒やしである。癒やしは神である。癒やしである神のいる風景を求めて現世この世を徘徊するわけである。徘徊かよ。
2011年5月15日日曜日
府中・裏路地
裏通りから路地を抜けてみるのである。
人生同様、街歩きも表通りだけでは面白みがないのである。
裏路地はリアリズムそのものであるのである。
裏であるから、表通りのようにお化粧していなくて、すっぴんであるのである。
おそらく左の建物の中の店のものと思われる電気のメーターにガスの給湯器に調理台の換気扇の放出口と、裏側満載であるのである。
さらにその店のものと思われるハンドルに大きな籠の自転車もあれば、配達用なのか荷台に青い籠を付けたバイクもあるのである。
カードショップ・ブルドッグだってあるのである。
その路地を抜けて次の路地に入ると自転車の駐車禁止の車止めが二重に置いてあるのであるが、この車止めを置かないと、どんどん自転車を停められて駐輪場になってしまうということだろうね。
さらに赤いコーンをシマシマのコーンバーでつないで置いてあるのであるから、そうとうこれでもかとやらないとどんどん自転車を停められて、放置自転車だらけになってしまうという経験からの方策であることが想像されるわけである。
左の雨戸の赤いらくがきの上に青で☓を書いてるのは、落書きが下手で☓なのか、書いてある内容が☓なのかわからないのであるが、写真的にはなかなか風情のある情景であるのであるが、もちろん家の持ち主には迷惑であるのである。
その先に行くとコーラなんかの飲料水の自販機の前にガチャガチャが並んでいるのである。
子どもがこの路地に入ってきてガチャガチャをやるということであるわけである。
ガチャガチャはどんなちいさなスペースでもご商売になるわけである。
まあ、あたしが子供のころは裏路地にはよく怪しいご本の自販機なんかが置いてあって、友達と取り出し口から棒を突っ込んだりして、子供心にけっこうわくわくする趣きがあったのであるが、あれはすっかり消滅してしまったのか、ぜんぜん見かけないのである。
代わりにがちゃがちゃが置いてあるのである。
裏路地は子供時代の秘密の魔窟であったのであるが、あたしが大人になっても好きなのはその郷愁であるのかもしれないのである。
Camera : RICOH GR DIGITAL Ⅲ
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