気功師象師匠の目に映る人生の日々である。人生は旅である。旅は癒やしである。癒やしは神である。癒やしである神のいる風景を求めて現世この世を徘徊するわけである。徘徊かよ。
2011年5月14日土曜日
府中・伊勢丹裏通り
大国魂神社東交差点を渡ってどんどん行くと伊勢丹の裏通りに出るのである。
マスクのお姉さんが向こうから携帯電話のメールをやりながら歩いてくるのである。
「これこれ、お姉さん、メール打ちながら歩いてると段差にけっつまづいてあそこを打ってあらいやんになりますよ」とわけのわからないことを注意しようと思ったのであるがやめたのである。
当たり前である。
あたしはヘンな人間に思われるのが一番いやなのである。
常識の塊(かたまり)の象師匠であるのである。
そんな常識の権化で正義の味方の象師匠であるのに伊勢丹の駐車場の入口のガードマンのおじさんが「ううむ、向こうから危ないヤツが歩いて来る、こらこら、ちょっと待ちなさい」と言われそうな雰囲気なので、急遽、右に道路を横断してみるのである。
するとアドメガネであるのである。
メガネ一式がなななんと3900円であるのである。
なんつってもサンキューセットであるのである。
これは買わない手はないじゃありませんかとトテチテターとファンファーレを吹き鳴らして店内に走りこんで、「こっこれくださいっ、サンキューセットです、サンキューてるよじゃありませんよ、サンキューセットです」と古式にのっとったギャグをいおうと思ったのであるが、ああ、あたしは気功で近眼が治っちまったのでメガネはいらないじゃありませんか。
その先のドラッグストアの前にはなかなかあたし好みのリアリズムな奥さんの後ろ姿が。
これはひとつお誘いしないと男がすたるじゃありませんかつーことでナンパしてみるのである。
奥さん奥さんそこの路地の暗がりで二人でこっそりお茶々しませんか?
ああ、奥さん、逃げないで、べつにあたしはヘンな人間じゃないんですよ。
ううむ、誰が考えてもヘンな人間かな。
Camera : RICOH GR DIGITAL Ⅲ
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