
この中池の周辺は池本荘という旅館が所有する土地であるらしく、この中池もその前にある池本荘という旅館が掘削した人工池であるということであるのである。
だから、まあ、この今や忍野八海の中心となっている中池に隣接したおみやげ屋さんを始めとした周辺のおみやげ屋さんは池本荘の経営であるわけである。

このお父さんの左上に見えるのが池本荘であるそうである。
この中池周辺はかつては池本荘のテニスコートであったそうである。

この大量の観光客の中には相当数の中国からの方も含まれているのであるが、話している言葉を聞いてみるまではどれが中国の方なのかわからないのである。

それで、どうも、まあ、トレビの泉でもそうであるが、日本人に限らず水のある場所に行くとお賽銭を投げるのは各国共通であるらしく、この「お金を投げ入れないで!」という注意書きの横には中国語でも同じ意味らしいことが書いてあるのである。
この中池の底は5mで湧水路は10mの水深があるそうであるが、底には硬貨とみられるものが大量にキラキラと光を反射しているのである。

まあ、忍野八海の守護神は八大龍王で、各池には守護神の龍神が鎮座しているわけであるが、この中池は忍野八海には入っていないので、龍神さんはおられないのである。
だから、お賽銭を投げ入れてもご利益はぜんぜんないのである。
でも、そこはそれ、投げ入れないよりは投げ入れたほうが何かしらいいことがあるかもしれないと思うのは人情であるのである。
まあ、なんにしても訪れる内外の観光客の皆さんが忍野八海と思っている風景は、池本荘さんの掘削演出によるセット風景であるわけである。
でも、写真はどれもみごとに綺麗に写るのである。
ううむ、いいんだか悪いんだか、ねえお客さん。
ああ、あたしも客だ。

Camera : RICOH GXR A12 28mm
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