2013年2月11日月曜日

タイ王国霊能紀行⑪・バンコク・スカイトレイン(BTS)チットロム駅改札口



バンコク市内を電車が走っているのである。

タイの交通手段というとタクシーが一般的で、バスもあるのであるが、さすがにタクシーやバスに1人で乗るのは言葉のぱーの壁があって無理であるので、電車ならなんとか乗れるだろうとゆーので、とにかく、一度乗ってみようてなことでBTS(バンコク・スカイトレイン)のチットロム駅の改札口に行ってみたわけである。

それで、あちこち観察してみると、改札口は日本とほとんどかわりなくて、切符の自動販売機もあるのである。

改札も自動改札機が並んでいて、日本となんら変わりはないのである。

「ううむ、これなら、いろいろと不案内なあたしでもなんとか電車に乗れそうだ。まあ、行きはBTSの線路の下にあって、路線に沿って歩けるスカイロードを見学ということで隣の駅のサイアム駅にあるサイアムパラゴンまで歩いて、帰りはサイアム駅からこのBTSに乗ってみようじゃありませんか」

つーことで、長いセリフを噛まずにつぶやいて、サイアムパラゴンの帰りにサイアム駅で切符を買おうと思って、自販機を見てみると目的地までの距離によって15バーツから5バーツ刻みになってるのである。

まあ、チットロム駅はサイアム駅のとなりであるから15バーツであるのである。

それで、財布を見たら、硬貨小銭がなくて紙幣ばかりであるのである。

小銭はじゃまなので、枕金や食事やお茶をした際にチップとしておいてきてしまうせいであるのである。

人生とゆーものはかくのごとく何が起きるかわからんので油断もすきもないのである。

「ううう、困った、どうしたらいいんだ、こうなったらものごいをして通行人の皆様に5バーツ硬貨を恵んでもらうしかない、御座と空き缶をもってくればよかった」

てな思いに駆られたのであるが、駅構内で御座を敷いて座ってると通報されてタイのおまわりさんに連れて行かれないとも限らないので、ものごいは断念して切符売場に並んで切符を買うことにしたのである。

それで、切符売り場の窓口で駅員さんに100バーツ紙幣を出して、

「さ、ちっとろむ、わん」

って、いったら、駅員さんがあたしの顔を笑いながら見て、5バーツ硬貨2枚と10バーツ硬貨2枚と、50バーツ紙幣1枚と20バーツ紙幣1枚をくれたのである。

つまり、両替してやるから、自販機で買えということであるのである。

それで、自販機に10バーツ高価1枚と5バーツ高価1枚を入れたら、紙の切符が出てくると思ったらプラスチックのカードが出てきたのである。

いわゆる磁気カード型チケットであるのである。

「ううむ、タイというとジャングルの川で出川がアリゲーターガーを捕まえるなんて放送ばかりで、とんでもなく遅れてるんじゃなかろうかと思ってたら、都心のシステムは日本より進んでるのね」

なんて、感心して、「さあ、BTSに乗るぞ!」

と張り切ってプラットホームに立って動画を撮ろうと思ったら、欧米からの観光客らしい白人のおねーさんが寄ってきて、現地人と間違えたらしく、えーごで、

「なんとか駅はこの電車で行くんでしょうか?」

てなことを聞いて来たのである。

あたしはタイ語は不案内でもえーごはご案内であるので、

「ううう、そんなこといわれても、あたしゃあーた同様に観光客で、その上タイ人じゃなくて日本人なので、ぜんぜんわっかりまへんがね」

てなことを言ってたら電車がホームに入ってきてドアが開いたのであたしゃ大慌てで乗って、

「おお、これがBTSの車内か、日本の電車と同じだ、乗り心地も同じだ、わはははは」

なんて感激してたら、すぐサイアム駅に着いて、慌てて降りて、そんなこんなでどたばたしてるうちに、すっかりプラットホームも電車も写真に撮り忘れてしまったのである。

まったく人生とゆーものは何が起きるのか予測もつかないので面白いっちゃ面白いのであるが、欧米人にはタイ人も日本人も同じくくりであるつーことがよーくご実感遊ばしたわけである。

Camera:LUMIX DMC-FH6
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