2012年7月22日日曜日

昇仙峡をパワーストーンの霊力で仙娥滝まで歩く


昇仙峡である。

昇仙峡(しょうせんきょう)の正式名称は御嶽昇仙峡(みたけしょうせんきょう)である。

まあ、一般には御岳昇仙峡と新字体で書かれ、山梨県甲府市、甲府盆地北側、富士川の支流、荒川上流に位置する渓谷のお名前であるのである。

1923年(大正12年)に国指定名勝に指定され、さらに1953年(昭和28年)にはなんと特別名勝に格上げされたのであるのである。

なにしろ名勝であるのである。

名前勝ちであるのである。

まあ、とにかく長潭橋(ながとろばし)から、日本百選に選定されている仙娥滝(せんがたき)までの全長約5キロメートルに亘る渓谷は、川が花崗岩を深く侵食したことにより形成されたのであるのであるのであるったらあるのであるううううってなこったい。

秩父多摩甲斐国立公園に属し、渓谷内には、奇岩が至る所に見られ、日本二十五勝、平成の名水百選等に選定されているという見所満載の景勝地であるのであるからあるのでもういいかね。

つーことで昇仙峡の一口メモはこれでお開きとして、昇仙峡といえば水晶を代表としたパワーストーンである。

市営駐車場からの昇仙峡入り口の商店街の土産物屋の店頭店内には水晶、アメジストなどの色とりどりのパワーストーンがいーろいろ並んでいて、道端にも色とりどりの天然石がごろごろ置いてあるのである。

そのごろごろ置いてある赤青緑の天然石がパワーがあるのかないのか高価なのかどうなのかは定かで無いのであるが、なにしろどれもこれもでかいので持ってく人もいないらしくほったらかしであるのである。

まあ、商店街のおみやげ屋さんにはそれをこまかくしたパワーストーンがいーろいろ売ってるので、パワーストーンのパワーをこれでもかと実感したい人は、一個100円からいーろいろございますので、お買い上げいただいて、後々の人生の気休めとしていただきた。

それで、大変りっぱな建物のお土産さんの中を除いてみたら、団体のおばさまたちが店員さんの掛け声で「ヘマタイトー!」と絶叫なされて絶好調でお買い上げであるのである。

この水晶やパワーストーンのたぐいはこれ、ほったらかしの状況とでかさを考えると、とても日本産とは思えないので、中国あるいは東南アジア産の輸入品かね。

そんなことを霊能力チャネリング霊界通信で黄泉の国のあの方にお聞きするわけにもいかないので、まあ、どーでもいいのである。

こんなにパワーストーンの代表の水晶に囲まれていると、あたしの霊力もこよなく高まり、空中浮揚も鮮やかに昇仙峡のシンボル覚円峰の頂きをするりと飛び抜けて仙娥滝まで一気に着陸かと思うとそうでもなくて、やっぱりテクテクと歩かなくてはならないのである。

てなことで、上流の影絵の森美術館の隣の市営駐車場に車を停めて、商店街を抜けて仙娥滝まで降りて、さらに石門から県営駐車場まで、まあ、見物しながら1時間ぐらいのハイキングコースであるが、これ、往路は下りであるからご機嫌で歩いてきたのであるが、これを復路は延々登りで1時間と考えたら、別段ハイキングマニアてなことでもないので「うわあ、めんどくせー」てなことで、途中の土産物屋のおじさんに聞いたら、県営駐車場からバスで終点の影絵の森美術館まで戻れるというので、もちろんバスに乗って戻ったのである。

以前に来たときはトテ馬車てなもんに乗って下流から数キロを見物した記憶があるのであるが、観光の中心が上流の市営駐車場付近に移って、トテ馬車は廃止になってしまったのである。

Camera:LUMIX DMC-FH6

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