気功師象師匠の目に映る人生の日々である。人生は旅である。旅は癒やしである。癒やしは神である。癒やしである神のいる風景を求めて現世この世を徘徊するわけである。徘徊かよ。
2019年5月10日金曜日
熱海の平和通りと仲見世通りと銀座通りを歩く
湘南ボーイの成れの果てのあたしは、鎌倉は好きであるが、実は熱海はあまり好きではなかったのである。
しかし、改装後の熱海駅を見てみたいことも含めて、熱海の再開発町おこしはいかにということでご来駕の運びとなったわけである。
熱海駅の改装工事が終わってあれこれよろしくなって以来、昨今の熱海ブームもあってか平日にもかかわらず駅前の「平和通り」は大賑わいで、通路に設けられたシートには老若男女がお座りしてあれこれお召し上がりになったりしてるのである。
平和通りの中にある「熱海福福の湯」てな手湯の施設があって、皆さんが手を温めておられるのであるが、まあ、ここで足湯というわけにもいかないので手湯であるのかもしれないのである。
あたしは別に手が冷えてないので手湯はしなかったのであるが、東洋医学では手はそれぞれの指が内臓につながっているてなことで、手を温めるのは健康上よろしいことを昔の人も気が付いていたわけである。
以前のうらぶれた熱海駅ビルが「ラスカ熱海」てなグルメや土産物のショッピングセンターになって、中は外の静寂からは想像できない大混雑である。
駅ビルの対面は昔の面影そのまんまであるが、人の賑わいがちがうといえばちがうので、あちこちのホテルが廃業したりして、一時期衰退の一途をたどっていた熱海の町おこしは大成功であるわけである。
やる気になれば町は変わるのである。
大きなお世話である。
「平和通り」に続いて、隣の「仲見世通り」も歩いてみたのであるが、こちらも空き店舗もなく店は全開で、ご繁盛のようすがよくわかるのである。
観光地の商店街てなものは、平日はシャッターガラガラの店が多いのが通例であるが、「平和通り」「仲見世通り」ともにどの店も全開であるので、商店会長におかれましてはほくほくの笑顔であろうことがあれこれするのである。
さらに大きなお世話であるが、商店街評論家の看板をかかげるあたしとしては一言ご祝辞を申しあげておくわけである。
誰が商店街評論家だ。
駅から坂を下って海岸近くにある「熱海銀座通り」も午前中に歩いてみたのであるが、なにしろ午前中であるので、駅前の平和通りや仲見世通りに比べると人もまばらである。
それで、TV番組でも取り上げられた「熱海プリン」の店があるというので、グルメ評論家としてのあたしはいちおう食ってみないことには話にならんということで「熱海プリンカフェ2nd」てな店までのロケを敢行したのである。
通りは閑散としてるが、この店の中は意外や意外で、カップルのおにーさんおねーさんが席に座って熱海プリンをお楽しみである。
もちろんあたしも負けじと「熱海プリンフルーツ牛乳味」をご購入して、外のベンチに座ってお召し上がりになったのである。
プリンをストローですするという斬新なスタイルである。
これぐらいでいいかね。
あるまじき、ひどい食レポである。
熱海銀座通りの入口には明治大正時代のおもむきの建物が道路を挟んで立っているのである。
両方とも「常盤木」という羊羹の店であるが、あたしは熱海プリンで、もう大丈夫であるので、食わなかったのである。
男はだまってイカの塩辛である。
ご推察いただきたい。
写真でポン