2016年10月10日月曜日

伊豆の海に浸かる(熱海サンピーチ・長半海水浴場・伊東オレンジビーチ・川奈いるか浜)



熱海サンビーチである。

まあ、なんというか、今年の夏に海水浴をした伊豆の海水浴場のあれこれである。

あたしは東京生まれの湘南育ちであるが、最近は鎌倉・江ノ島・茅ヶ崎では泳がないのである。

泳ぐのはもっぱら伊豆の海である。

まあ、あたしは湘南ボーイの成れの果てであるが、昨今のあたしにとっての海は、サーフィンでもなく、ウインドサーフィンでもなく、ダイビングあるいはスキンダイビングでもなく、ひたすら海水浴である。

海水浴というとなんとなく古めかしい響きであるが、やっぱり海の醍醐味は海水浴である。

言い方を変えると、海水に浸かるのである。

人間の回帰するところは海であるので、陸に上がっていることは本来ではないわけである。

その本来でない陸の生活から、ほんのひと時の回帰が海水浴であるわけである。

海水浴によってあたしの細胞は本来の組成に戻り活き活きと蘇ると思い込んでいるわけである。

さて、熱海のサンビーチは、以前は近隣のホテルや住宅の生活排水等の垂れ流しできったなくて臭くて泳げたもんではなかったのである。

ところが、浄化槽の威力なのか、近年はそーでもなくて、水質に極めてうるさいあたしでも、多少の勇気を出せば泳げなくもないレベルにまで回復したのである。

でも、この日は勇気が不足していて、残念ながら風景をご覧になるだけで、熱海の海で原始回帰には至らなかったのである。



続いて、熱海よりも、もう少し下田寄りの長浜海水浴場である。

ここは大変設備の整った海水浴場で、駐車場やトイレ・更衣室も完備しているので、ご家族連れにもお勧めである。

べつにあたしは長浜海水浴場の回し者ではないので、大きなお世話であるが、まあ、熱海の海よりは水が多少きれいであるので、一応、泳いでみたのである。

しかし、なかなか顔を浸けて泳ぐ気にはならんので、主に平泳ぎと海の定番の脚は平泳ぎで手はクロールの貫手である。



さらに下田寄りの伊東オレンジビーチである。

まあ、伊東温泉という全国有数の温泉街の目の前であるので、日本有数の水質マニアのあたしとしては熱海同様に風景をご覧になるだけである。

あいにくの曇天で、雰囲気もどんよりとしているのであるが、それでも潮の香りと波の音で心は悠久の古代にいざなわれて、あたしの細胞が息を吹き返すのを実感できるのである。

ほんとかね。



その伊東からさらに下田よりの川奈のいるか浜である。

小さな漁港にある浜であるが、小さいながら駐車場とトイレ・更衣室の完備した海水浴場である。

伊豆半島もここまで来ると水質がぐぐんとアップして、さらに砂浜でなく砂利浜であるので、さらに海が澄んでいるので、もちろん顔も頭も浸けて泳ぎまくってお楽しみになったのである。

これで、あたしの細胞は本来の輝きを取り戻し、来年の夏まで元気に氣の世界の領袖としてのお役目をこよなく果たすことができるわけである。

知らんがな。

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