気功師象師匠の目に映る人生の日々である。人生は旅である。旅は癒やしである。癒やしは神である。癒やしである神のいる風景を求めて現世この世を徘徊するわけである。徘徊かよ。
2016年9月29日木曜日
伊東温泉のキネマ通り・湯の花通り・仲丸通り・松川通りを歩く
ご存知の通り、伊東温泉は静岡県では熱海と並ぶ大人気温泉街である。
ところが街歩きの達人の象師匠におかれましては、その人気温泉街を散策したことがなかったのである。
街をそぞろ歩くことに命をかけるあたしとしては、これはなんとしても、伊東温泉のストリートをこれでもかと歩き倒して溜飲を下げたいところである。
それで、お泊りになった温泉旅館から歩き始めたら、「駅への近道」と言う看板があって、「キネマ通り」てな通り名が書いてあるので、そこから歩き始めたのである。
正式には「伊豆・伊東温泉 ショッピングストリート スカイドーム キネマ通り」つーことで、通りはアーケードになっていて雨の日もだいじょーぶである。
歩き始めると妙なる調べも流れて、かつてこの通りに映画館が2軒あったということかたキネマ通りということであるそーであるが、それがどこにあったのかはわからんのである。
シャッターに貸店舗と張り紙した店も多くて、通りの中央では中学生がたむろして騒いでいたりして、昨今の温泉街の寂しさがひしひしと身にしみる風情であるが、これはこれで街歩きの醍醐味である。
何を言ってるのかわからんが、これが平日の午後4時半頃であるので、土日休日はもっと賑わっているのかもしれないということを申し上げておくのである。
キネマ通りが終わると、湯の花通りの入口である。
なにしろ温泉街であるので、メインはこの通りである。
歩き始めると駅前に近づくにつれて、店の灯りも賑やかに、パチンコ屋の音楽も喧しく、なんとなく温泉街の情緒もそこはかとなく感じられるのである。
おためごかしに終始しているが、街歩きの基本は日常の風景の散策であるので、地元の人が雑用をしているなんて風景がお楽しみの中心である。
そこがね、街歩きのプロの真骨頂である。
続いて、湯の丸通りの隣の仲丸通りである。
仲丸通りには左右に飲食店が並んでいて、いわゆる温泉の飲み屋街である。
旅館で飲み足りないお父さんがふらふらと歩きだして、いわゆる温泉情緒を楽しむ通りであるわけである。
散策を終えてホテルに帰ろうと思ったら、中国人観光客の皆さんがワイワイと賑やかにどこぞへ歩いて行くので、あたしも付いて行ったら松川通りという看板のある通りに着いたのである。
松川通りには平成13年に市の文化財施設として改修された、昭和初期の建築様式をそのまま残す木造3階建の温泉旅館の東海館があるのである。
お好きな方はご入浴もできるので、お楽しみ頂きたいが、べつにあたしはこの施設の宣伝マンではないので、どーでもいいのである。
何事も縁であり塞翁が駄馬であるので、運命にことごとく流されて生きていると、このように、世界中の観光地でマナー最悪で不評の中国人観光客の皆さんでもあたしをよろしい風景にいざなって頂けるのである。
てなことで、伊東温泉の通りをこよなくざっくりと歩き倒して、伊東温泉の通となったわけであるが、まだまだ、歩いていない通りもあるので、またいつの日にかのお楽しみである。
写真でポン