気功師象師匠の目に映る人生の日々である。人生は旅である。旅は癒やしである。癒やしは神である。癒やしである神のいる風景を求めて現世この世を徘徊するわけである。徘徊かよ。
2014年9月21日日曜日
下部温泉
下部温泉(しもべおんせん)は山梨県南巨摩郡身延町下部にある温泉で、下部川沿いに温泉街があるのである。
これは湯元ホテルの入り口にかかる橋から渓谷の様子を撮影したものであるが、ご覧のとおり、実におもむきのある情景であるのである。
なにしろおもむきであるので、おもにむきということであるのである。
これがむきおもだと意味がわからなくなるので、やっぱりおもむきということで、涙が出るほど情けない言い回しであるが、ご了承いただきたいのである。
それで、下部温泉駅から歩いてみると、あちこちに店仕舞いした廃屋がそのままほったらかしだったりして、温泉街の風景が台無しであるのである。
温泉街には新旧取り混ぜて十数軒の温泉宿が並んでいるのであるが、夜になると明かりがまったく灯っていない宿が半数ぐらいで、昨今の不況長期化による団体旅行激減の波を真っ向から被った温泉地の苦境が読み取れるわけである。
まあ、べつにあたしゃ温泉マニアでもないので、温泉地に思い入れもないのであるが、誰か何とかしないと下部温泉は風前の灯火であるとしか感じられない寂しさ満載の旅館街であるのである。
それでも、企業努力で繁盛している宿もそれなりにあって、どんな状況でもどうにかなるということもわかるのである。
温泉街から日本の経済を論じてもに、世界の将来には何も影響がないわけであるが、いってみれば尺埋めであるのは明らかで、動画だけを見てもらえばあたしの心はうららかに満足を得られるわけである。
下部温泉の源泉はいわゆるぬる湯で、宿ではぬる湯と沸かし湯の湯船があるのであるが、効能は疲労回復、外傷、火傷、リューマチ、神経痛てなことである。
まあ、こーいっちゃなんであるが、あたしはこれといってどこも悪くないので、べつに湯治をする理由もないのである。
しかし、温泉に来たからには、じっくりとぬる湯に浸かったわけであるが、やっぱりどこも悪いところがないので意味が無いかもしれないのである。
ううむ、まあ、こんなとこかね。
写真でポン