2015年4月1日水曜日

湯河原温泉の不動滝



湯河原温泉を国道135号線沿いに奥湯河原の方に行くと、道路沿いに不動滝ご見学と不動滝茶屋ご利用のためのトイレ完備の駐車場があるのである。

そこに車をおもむろに停めて、茶屋を抜けるとすぐ不動滝があるのである。

滝の高さは15mつーことで、あちこちの口コミでは普通の滝だの小さい滝だの面白くもなんともない滝だのとさんざんな言われようの滝であるが、あたしからはなんともかんともコメントのしようもない滝であるのである。

滝の周囲には左に身代わり不動尊、右に出世大黒、出世稲荷の社(やしろ)があるのであるが、身代わり不動尊は滝から一度不動滝茶屋に戻ってから左側の通路を回らなくてはならないので、行くのがめんどくさいのでお参りしなかったのである。

まあ、べつに身代わり不動尊を粗末にしているわけではないのであるが、できればまとめて祀って、あたしら物見遊山の観光参拝客のニーズに応える配置とする方が御賽銭の集金に有利ではなかろうかてなことはいつもながら大きなお世話であるのである。



滝の説明の看板に、湯河原沸石・町指定天然記念物が下の茶店に見本があるてなことが書いてあるのであるが、湯河原沸石・ゆがわらふっせき・Yugawaraliteは、1952年にアマチュアの鉱物学者櫻井欽一などにより神奈川県湯河原温泉の不動滝から発見され発表された新鉱物で、化学組成はCaAl2Si6O16・4H2Oで、単斜晶であり、発見地の地名から命名された立派な石であるのである。

ちなみに、沸石・ゼオライト・zeoliteは、天然に産する鉱物グループで、アルミノケイ酸塩のなかで結晶構造中に比較的大きな空隙を持つものの総称であり、分子ふるい、イオン交換材料、触媒、吸着材料てなことに利用され、現在ではさまざまな性質を持つ沸石が人工的に合成されており、工業的にも重要な物質となっているつーよーな石であるわけであるが、つまりその沸石の新種が湯河原で発見されたので湯河原沸石てなことになったわけである。

いずれにしても、あたしは鉱物マニアでも探石マニアでも盆石マニアでも水石マニアでも石庭マニアでもとんちきなパワーストーンマニアでもないので、この湯河原沸石を茶店でご見学なされなかったので、おそらく湯河原沸石の現物を見ることは一生無いわけである。

ううむ、滝よりも沸石にネタが終始してしまったのであるが、まあ、とれ高OKのカンペも出たので、わあわあゆーとりますがほなさいならー。

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